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まだまだ御柱祭

更新日:2022/09/09

カサイです。

私の地元、諏訪地方では 小宮御柱祭 が始まっていますんで、ちょっと紹介します。
5月に諏訪大社の御柱祭が終わり、それより小さい神社の御柱を順次建て替えていくのです。

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カサイが住む地区は「八劔神社」というお宮の「一の柱」を担当。
八劔神社は、冬に諏訪湖の氷が割れてせり上がる「御神渡り」の神事を司る由緒ある神社。

公民館4か所分の地区がこの1本の柱を担当するので、小宮と言ってもそれなりに大きな規模の行事だ。
(御柱は4本あるので、関係者だけでも余裕で200~300人いる)

諏訪大社のはモミの木だが、八劔神社はアカマツを御用材とする。

お祓いなどの神事をしたら、「山造り」と呼ばれる技術班の人たちがチェーンソーで切り倒す。

切り倒した後は約18m。多くの人の力で動かし、加工できる場所まで運ぶ。

写真に写っているような、2m程に切り出した棒(テコ棒)を使う部隊がいて、カサイは今回この部隊を指揮する任務に就いている。

皮むきを済ませて、トラックでスタート地点まで運搬。
そこで大工さんたちが何やら印をつけている。

「木造り」と呼ばれる曳行のための加工作業だ。
チェーンソーで穴を空けて、綱を付けるためのワイヤーを通したり、「オオデコ」って言うツノみたいなやつを取付ける。

綱はワラを使って各地区で分担して製作する。たくさんの人の手が必要で、「綱打ち祭」という一つのイベントとして成立している。

3人1組でワラをつぎ足しながら「右に捻って、左の人に渡す」を淡々と繰り返す。

最後にとぐろを巻いて飾り付ける。
本番までの間、あちこちのお店などに飾っていただくためだ。

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八劔神社の御柱祭は9/18()の山出し祭と、9/25()の里曳き祭が本番。
これまで準備のために多くの時間と労力を費やしてきたので、当日は事故やケガ人を出さずに楽しいオマツリができたら良いな~と思います。

皆さんもヒマだったら諏訪地方に遊びに来てねー。
あちこちで御柱を曳いていて、祭の熱気でパワーをもらえること間違いなしですよ。

では。

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